カテゴリー
-
最近の投稿
アーカイブ
投稿日カレンダー

皆様こんにちは。
奈良市富雄の行政書士 松岡です。
興味深い、人の消費行動に関する記事があったので
ご紹介したいと思います。
ラーメンをはじめとするランチや文庫本などでは、
購入をためらう心理的な節目とされる「1000円の壁」が
崩れつつあるそうです。
1000円を超えると、値札が3桁から4桁に上がることで
節目として意識されやすくなります。
さらに、現金払いではお札1枚で済まなくなることも、
心理的な抵抗につながっていました。
リクルートが運営する『ホットペッパーグルメ』の調査によると、
「1000円の壁」を感じないメニューの1位は海鮮丼(43.4%)。
一方で、カレーや焼きそばなど日常的な食事には
「1000円は出したくない」という意識が根強いようです。
それでも、平日の外食ランチ1回の平均予算は1250円と、
抵抗感を持ちながらも受け入れざるを得ない現状が見られます。
文庫本も同じ傾向です。2025年8月の新刊平均価格は
818円(前年同月比+4.5%)。
かつてはワンコインで買えた文庫本も1000円を超えるものが
書店の店頭に並ぶようになっています。
価格は上昇しているものの、「読みたい」という気持ちは勝り、
購買意欲は落ちていません。
節約志向が続く一方で、趣味や娯楽など「満足感の高いもの」には
お金を惜しまない。
そんな「メリハリ消費」が定着しつつあります。
これからは、選ばれるための「付加価値」をどう提供できるかが、
モノもサービスも生き残る鍵になりそうです。