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皆様こんにちは。
奈良市富雄の行政書士 松岡です。
先日、奈良市の市営納骨堂が全面リニューアルされ、
募集を開始したところ、初年度の総定数を
1ヶ月足らずで超えたという記事を見ました。
「墓の管理が難しい」や
「子どもに負担をかけたくない」という、
近年のお墓事情が関係しているとのこと、
今日は近年のお墓事情についてご紹介します。
【最近のお墓事情】
⚫︎墓じまいの増加
継承者がいない、または継承が困難な場合、お墓を閉鎖、墓石を撤去し、
墓所を更地にして使用権を返還して遺骨を新しい納骨先に移動する「墓じまい」
が増えています。
⚫︎永代供養墓の普及
お寺などが永代にわたって供養をしてくれる永代供養墓は、
継承を必要としないため、需要が高まっています。
⚫︎納骨堂の利用増加
屋内施設で、遺骨を骨壺のまま安置する納骨堂も、永代供養墓と同様に、
継承を前提としないお墓として人気があります。
⚫︎樹木葬の広がり
墓石の代わりに樹木を墓標とする樹木葬は、自然に還るというイメージから、
特に若い世代に支持されています。
⚫︎お墓の多様化
故人の趣味や好みに合わせたデザインの墓石や、リゾート地に墓地を選ぶなど、
従来のお墓の概念にとらわれない、多様な形態のお墓が増えています。
⚫︎費用面の見直し
お墓の維持費や管理費、墓じまいの費用など、費用面を考慮して、
より手軽な供養方法を選ぶ傾向も強まっています。
【背景にあるもの】
⚫︎少子高齢化
出生率の低下により、お墓を継ぐ人が減少し、無縁墓が増加しています。
⚫︎核家族化
家族が実家から離れて暮らすことが多くなり、
お墓参りが困難になるケースが増えています。
⚫︎価値観の変化
「お墓は先祖代々引き継ぐもの」という考え方から、
「個人が自由に供養を選びたい」という価値観への変化も、
お墓の多様化を後押ししています。
【今後はどうなる?】
お墓の継承が困難な状況は今後も続くと考えられます。
永代供養墓や樹木葬など、
跡継ぎのいらないお墓の需要はさらに高まり、
また、費用面や立地条件など、個人のニーズに合わせた多様な供養方法が
出てくると思われます。
当事務所では、皆様のお悩み事を手続き面でサポートいたします。
お気軽にお問い合わせください。