カテゴリー
-
最近の投稿
アーカイブ
投稿日カレンダー

皆様こんにちは。
奈良市富雄の行政書士 松岡です。
お隣の韓国で「週4.5日勤務制度」を導入する動きが
出てきました。
長時間労働が社会問題となっている中で、
新しい働き方を模索する試みです。
背景にあるのは…
1.深刻な少子化
2024年の合計特殊出生率(女性が一生に産む子どもの数)は0.75。
日本の1.15よりもさらに低く、危機感が高まっています。
2.働き方の見直し
「量をこなす」ことが重視されてきた韓国ですが、
その結果、生産性も国際競争力も落ちてきているとの指摘があります。
3.国際的な流れ
世界的に勤務時間を短くし、効率的に働こうという流れが
強まっています。
【モデル事業がスタート】
2025年6月からソウル近郊でモデル事業が始まりました。
労働時間を短縮した企業には、その分の給与を自治体が補助してくれる
仕組みです。
働く人にとっては大きな一歩ですね。
【課題もたくさん】
もちろん、いいことばかりではありません。
*工期の延びや人件費の増加
*ベンチャー企業の成長にブレーキがかかる可能性
*中小企業や自営業者にとっては生産性維持が難しい
こうした課題も指摘されています。
韓国の状況は決して「人ごと」ではありません。
少子化対策として効果があるのかどうか、日本にとっても参考になる取組です。
今後の動きに注目していきたいですね。