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新規出店に舵を切り始めたメガバンク

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皆様こんにちは。

奈良市富雄の行政書士 松岡です。

先日、ネット銀行が法人先の開拓に力を入れ始めた

という記事をご紹介しましたが、今日の話題は逆の動きです。

これまで店舗の統廃合を進めてきたメガバンクが、

個人をターゲットとして新規出店に舵を切り始めたという記事です。

【ターゲットは「働く世代」】

営業時間を大幅に延ばし、平日の日中に来店が難しい現役世代や

子育て世代が利用しやすいようにしています。

さらに、利上げ局面に入ったことで、預金だけでなく

資産運用全般の相談にも対応できる体制を整えています。

【銀行営業の転換期】

大手銀行のリテール営業は、まさに転換期を迎えています。

一方、地方の銀行では相続をきっかけに、

子ども世代が住む都市部へ預金が流出しやすい状況にあります。

加えて、主要行やネット銀行の金利が相対的に魅力を増したことで、

相続預金の流出に拍車がかかっているとみられます。

【今後の動き】

「どこに預けても大差ない」時代から、

「預け先によって受けられるサービスや条件が異なる」時代へと

移り変わっています。

金利や利便性をよく比較し、よりメリットのある選択をしたい

という利用者の気持ちを、各行がどうつかんでいくのか。

今後の動きを注視していきたいと思います。