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学校の役割の変化について

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皆様こんにちは。

奈良市富雄の行政書士 松岡です。

新聞によると、フィットネスクラブが小中学校の水泳授業や部活動を

受託する動きが広がっているとのことです。

背景には、老朽化した学校プールの改修費を抑えられることや、

教員の負担を軽減したいというニーズがあります。

同じ流れとして、中学校の部活動を「地域クラブ」や「民間事業者」に

移行する政策も進められています。

特に休日の部活動については、教員の長時間労働を見直す観点から、

地域や外部指導者に担ってもらう仕組みづくりが課題になっています。

課題

*指導者への報酬の財源確保

*公費負担と保護者負担の線引き

*教育の一環としての「平等性」をどう守るか

こうした取り組みは効率化につながる一方で、学校教育と習い事の境界が

あいまいになる懸念もあります。

お金を払える家庭とそうでない家庭で体験できる教育内容が違ってしまうと、

格差の拡大につながりかねません。

学校と地域・民間が協力する流れは、少子化と働き方改革が進む現状から考えて

止められないことだと思われます。

子どもたちが等しく学べる環境を維持しながら、地域や民間企業の力をどう取り入れ
るか、

バランスが難しいですね。

「学校でしかできない経験」がなくなっていくようで、

少し寂しさを感じるのは私だけでしょうか。