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皆様こんにちは。
奈良市富雄の行政書士 松岡です。
新聞に『「ペンシル住宅」が若い世代に人気』という記事が
出ていました。
ペンシル住宅?―お恥ずかしながら、聞いたことがない…
今回は、都市部の若い世代の住宅事情についてお伝えします。
【「ペンシル住宅」とは?】
都市部の限られた土地を有効活用するために生まれた「ペンシル住宅」。
15~20坪(約50~66㎡)ほどの狭小地に建てられる細長い住宅で、
間口が狭く奥行きが長い形状が特徴です。
見た目が鉛筆のように細いことから、この呼び名が広まりました。
【ペンシル住宅のメリット】
1.都心部の利便性を享受できる
駅や商業施設に近い場所に、比較的低予算で家を持てる可能性があります。
2.小さくても個性を反映できる
限られた空間だからこそ、デザインや間取りの工夫が光ります。
【ペンシル住宅のデメリット】
1.建築コストが割高になりやすい
特殊な形状ゆえに設計や工事が複雑になります
2.隣家との距離が近い
日当たりや風通しに影響があります
3.上下移動が多く、動線が悪い
3〜4階建てになることもあります
4.老後の生活に不向き
階段移動は高齢者の負担になります
5.売却時に買い手がつきにくい
立地より間取りや形状で敬遠されることも
【空き家問題との関係】
現在、日本全国で空き家が増えていますが、
老後の生活に向かない構造や、売却時の買い手不足は、
将来の空き家化リスクを高めます。
「今は便利だから」と思っても、将来的な住み替えや賃貸活用まで考えて
設計・購入することが大切だと思われます。
【将来を見据えた対策】
•老後のバリアフリー改修計画
•賃貸活用や管理委託の準備
これらを早めに検討しておくことで、「売れない・貸せない・維持できない」
といった事態を防げます。
なかなかそこまで考えらないのが現実だと思います。
当事務所では、相続など将来を見据えた総合的なサポートを行っています。
お気軽にご相談ください。