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皆様こんにちは。
奈良市富雄の行政書士 松岡です。
気象庁は、日本の太平洋側を流れる海流「黒潮」が
南に大きく湾曲する現象、いわゆる黒潮大蛇行が
今年4月に終息したと発表しました。
今回の大蛇行は過去最長となる7年9か月に及び、気象や漁業に
さまざまな影響を与えてきました。
黒潮大蛇行は、海流の流れが通常より南に逸れることで発生し、
沿岸の海水温や天候、漁場の位置に大きな変化をもたらします。
実際、この期間にはイカやサンマの不漁が続き、
漁業者を悩ませる要因となりました。
今回の終息により、これらの水産資源の回復への期待が高まっています。
これから秋に向けて、サンマが楽しみです。
また、近年相次いだ豪雨や猛暑といった異常気象についても、
大蛇行が一因ではないかとの指摘があります。
今年の猛暑は2つ高気圧が日本の上空で重なり合う状態が続いたため
とのことですが、いろんなことが複合的に絡み合っているんですね。
研究が進むことで、海流と気象の関係が少しずつ解明されつつあるのは
安心材料ですが、異常気象という言葉を毎日のように耳にする今、
こうした自然現象の解明を、今後の備えや対策に繋げていかないと
いけませんね。