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皆様こんにちは。
奈良市富雄の行政書士 松岡です。
2040年には、がん手術を担う消化器外科医が約5千人不足するという推計が、
厚生労働省のがん診療に関する検討会の報告書に盛り込まれました。
報告書では「必要な医師数が確保できず、現在提供できている手術を
継続できなくなる恐れがある」と指摘しています。
高齢化と現役世代の減少に加え、長時間労働などを理由に
若手医師が消化器外科を敬遠する傾向が背景にあるようです。
厚労省は、医師が経験を積み高度な医療技術を維持できるよう、
都道府県が医療機関の集約化などを検討する必要があるとしました。
一方、法曹界でも人材不足が課題となっています。
法曹志願者数の減少に歯止めをかけようと、
小中学生へのアプローチが始まっています。
職業体験や模擬裁判を通じて法律の仕事に関心を持ってもらい、
裾野を広げる取り組みです。
裁判官・検察官・弁護士といった専門職は
子どもたちにとってイメージがわきにくいため、
早い段階で仕事内容を知ってもらい、将来の進路選択につなげようとしています。
このように、各業界で人材不足が表面化しています。
社会的使命と、自分自身の充実した生活の両立を可能にする労働環境づくりに加え、
省力化やシステム化は「将来の課題」ではなく「今まさに取り組むべき喫緊の課題」
となっています。