
皆様こんにちは。
奈良市富雄の行政書士 松岡です。
コンビニの変化については
以前にもお話したことがあると思いますが、
今日の話題はレジ横商品についてです。
コンビニに行くと、レジ横に並ぶ商品が
以前よりずいぶん充実したと感じることはありませんか。
定番のから揚げや肉まんだけでなく、
本格的なスムージーや淹れたて紅茶、
有名店と共同開発したスイーツ、
さらにはセルフ式バーガーやアジフライまで登場しています。
実は、この「レジ横商品の強化」は、
コンビニ各社が生き残りをかけて進めている
重要な戦略なのです。
一見するとコンビニ市場は好調に見えます。
売上高は過去最高水準を更新していますが、
その背景には物価上昇による値上げの影響があります。
一方で、実際に店舗を利用する客数は減少傾向にあります。
背景には、
・物価高による節約志向の高まり
・スーパーやドラッグストアとの価格競争
・内容量が減る「実質値上げ」への不満
・店舗数の飽和
・人手不足による営業時間短縮
など、さまざまな課題があります。
つまり、
「来店する人は減っているが、一人当たりの購入金額は増えている」
という状況なのです。
そこで各社が力を入れているのがレジ横商品です。
レジで会計を待つ間に、「せっかくだからもう一品」
と購入してもらう「ついで買い」を促すことで、
客単価を上げようとしています。
さらに、コンビニでしか味わえない商品を充実させることで、
スーパーとの差別化も図っています。
各社では、
・フラッペやスムージー
・淹れたて紅茶やコーヒー
・有名店監修のスイーツ
・セルフ式バーガー
・できたて惣菜
など、専門店にも負けない品質の商品開発が進んでいます。
また、冷凍パンなど日持ちする商品と組み合わせることで、
家庭での食事需要も取り込もうとしています。
以前のコンビニは、
「24時間営業で何でも買える便利なお店」
というイメージでした。
しかし現在は、「ここでしか買えない」「できたてでおいしい」
という付加価値を提供する店舗へと変わりつつあります。
客数が減少する中でも売上を維持・拡大するためには、
一人ひとりのお客様に「少し高くても買いたい」
と思ってもらえる商品づくりが欠かせません。
レジ横商品の競争が激しくなっているのは、
その象徴ともいえます。
コンビニ業界は、人口減少や物価高、人手不足など、
多くの課題に直面しています。
その中で各社は、レジ横商品をはじめとする独自の商品開発を進め、
「便利だから行く店」ではなく、「この商品が欲しいから行く店」
へと進化しようとしています。
今後も各社がどのような新商品やサービスを打ち出していくのか、
私たち消費者にとっても楽しみな時代になりそうです。