
皆様こんにちは。
奈良市富雄の行政書士 松岡です。
近年、日本では「多死社会」という言葉を
耳にする機会が増えています。
2025年の年間死亡者数は約159万人に達し、
当初の予測よりも5年以上早いペースで
多死社会が進んでいるといわれています。
高齢化に加え、新型コロナウイルスの影響なども重なり、
火葬場の混雑や遺体の安置場所の不足など、
社会インフラへの負担も大きな課題となっています。
一方で、この問題は日本だけではありません。
韓国では2020年に死亡者数が出生数を上回る
「デッドクロス」を迎え、
その後も人口の自然減少が続いています。
さらに、2024年には高齢化率20%を超え、
超高齢社会へ前倒しで突入しました。
年間死亡者数は日本より少ないものの、
高齢化の進行スピードは日本以上ともいわれています。
また、韓国は合計特殊出生率が
世界でも最低水準である0.7台と極めて低く、
「子どもが少ない一方で亡くなる人が急増する」という状況が、
日本以上の勢いで進んでいます。
将来的には2044年頃に高齢者比率が約36.7%となり、
日本を上回る世界有数の高齢化社会になると
予測されています。
両国に共通しているのは、
・高齢化によって死亡者数が増え続けていること
・少子化によって人口減少が加速していること
・家族葬や直葬など、小規模な葬儀が増えていること
・高齢者の一人暮らしや身寄りのない方が増えていること
といった点です。
「亡くなった後」の問題だけではなく、
「亡くなる前にどのような準備をしておくか」が、
これまで以上に重要な時代になっています。
多死社会では、相続や遺言だけでなく、
終活全体を考える必要があります。
例えば
・遺言書の作成サポート
・任意後見契約や見守り契約の準備
・死後事務委任契約の相談
・家族への想いを残すエンディングノートの作成支援
・各種手続きに関するアドバイス
など、生前から準備できることは数多くあります。
多死社会は避けることのできない現実ですが、
事前の準備によって本人やご家族の負担を
大きく減らすことができます。
「まだ早い」と思っているうちに時間は
過ぎてしまいます。
だからこそ、元気な今だからこそできる備えについて、
一度考えてみてはいかがでしょうか。