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皆様こんにちは。
奈良市富雄の行政書士 松岡です。
韓国は、世界でもトップクラスのキャッシュレス先進国として知られています。
「キャッシュレス・ロードマップ2024」によると、
2022年時点で韓国のキャッシュレス決済比率は99.0%に達しており、
現金を使わない決済がすでに日常となっています。
背景には、政府が脱税防止などを目的にキャッシュレス化を
後押ししてきたことに加え、ポイント還元などの「おトクさ」が
国民に広く浸透したことがあります。
カフェやコンビニといった少額決済の場面でも、
クレジットカード利用が当たり前の光景です。
その韓国で、近年注目を集めているのが顔認証による決済です。
人工知能(AI)や3次元(3D)カメラ技術の進化によって、
安全性と利便性が大きく向上し、実用段階に入りつつあります。
今後、普及が進めば、この分野で韓国が世界をリードする可能性もあります。
韓国のネット金融大手「トス」が2025年9月に開始した「フェイスペイ」では、
レジに設置されたスマートフォンほどの端末を見つめるだけで、
カメラが1秒足らずで顔を認識し、ほどなく「決済が完了しました」と
表示されます。財布やスマートフォンを取り出す必要はありません。
顔認証自体はすでに国内外で商用化が進んでいる技術ですが、
決済と連動する場合には、通常の本人確認を超える最高水準の
セキュリティが求められます。
そのため、複数の高度な技術を組み合わせる必要があります。
フェイスペイでは、24時間体制の異常検知システムにより、
不正取引を常時監視しています。
特に大きな強みとなっているのが、写真や映像ではなく「生きている本人」
であることを見極めるライブネス検証の技術です。
これにより、なりすましのリスクを大幅に抑えています。
一方で、こうしたサービスの普及には、
顔データという極めて重要な個人情報を扱う以上、
データ管理やプライバシー保護に対する企業への信頼が不可欠です。
利便性と安心感をどう両立させるのかが、
今後の普及のカギを握ると言えるでしょう。