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日別アーカイブ: 2026年1月15日

富裕層が「所有」ではなく「シェア」を選ぶ理由

皆様こんにちは。

奈良市富雄の行政書士 松岡です。

富裕層を対象にしたシェアビジネスが、静かに広がりを見せています。

野村総合研究所によると、純金融資産が5億円以上の「超富裕層」と、

1億円以上5億円未満の「富裕層」は、2023年に約165万世帯となり、

2021年から11%増加しました。

特に金融資産5億円以上の世帯は、わずか2年で3割増えています。

株高や円安により、保有資産の評価額が大きく膨らんだことが

背景にあります。

注目すべきは、こうした富裕層が

「持てるのに、あえて持たない」選択をし始めている点です。

例えば、1棟丸ごと所有できるだけの資金があっても、

別荘をシェアという形で利用するケースが増えています。

理由として挙げられるのは、

・自分では手に入れにくい希少な建築物を利用できること

・使わない期間は第三者に貸し出し、収益化できること

といった点です。

単なるコスト削減ではなく、「体験価値」と「資産効率」を

同時に重視する姿勢がうかがえます。

この動きは、ビジネスのあり方にも変化をもたらしています。

これまでのように商品やサービスを単品で売るのではなく、

複数人で共有することを前提とした設計や、

利用と運用を組み合わせた仕組みに事業機会が広がっています。

金融機関もこの変化を敏感に捉え、増え続ける超富裕層に対応するため、

プライベートバンカーの増員を進めています。

資産額だけでなく、価値観や行動特性まで踏み込んだ支援が

求められているからです。

富裕層の行動や嗜好を「特別な世界の話」として眺めるのではなく、

変化の兆しとして読み解くこと。

そこに、新しいビジネスのヒントが隠れているように思えます。