-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー

皆様こんにちは。
奈良市富雄の行政書士 松岡です。
富裕層を対象にしたシェアビジネスが、静かに広がりを見せています。
野村総合研究所によると、純金融資産が5億円以上の「超富裕層」と、
1億円以上5億円未満の「富裕層」は、2023年に約165万世帯となり、
2021年から11%増加しました。
特に金融資産5億円以上の世帯は、わずか2年で3割増えています。
株高や円安により、保有資産の評価額が大きく膨らんだことが
背景にあります。
注目すべきは、こうした富裕層が
「持てるのに、あえて持たない」選択をし始めている点です。
例えば、1棟丸ごと所有できるだけの資金があっても、
別荘をシェアという形で利用するケースが増えています。
理由として挙げられるのは、
・自分では手に入れにくい希少な建築物を利用できること
・使わない期間は第三者に貸し出し、収益化できること
といった点です。
単なるコスト削減ではなく、「体験価値」と「資産効率」を
同時に重視する姿勢がうかがえます。
この動きは、ビジネスのあり方にも変化をもたらしています。
これまでのように商品やサービスを単品で売るのではなく、
複数人で共有することを前提とした設計や、
利用と運用を組み合わせた仕組みに事業機会が広がっています。
金融機関もこの変化を敏感に捉え、増え続ける超富裕層に対応するため、
プライベートバンカーの増員を進めています。
資産額だけでなく、価値観や行動特性まで踏み込んだ支援が
求められているからです。
富裕層の行動や嗜好を「特別な世界の話」として眺めるのではなく、
変化の兆しとして読み解くこと。
そこに、新しいビジネスのヒントが隠れているように思えます。