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節約とプレミアム消費が同時に進む時代

皆様こんにちは。

奈良市富雄の行政書士 松岡です。

2024年から2025年にかけての家計調査を見ると、

物価高騰の影響を受けて

食費の負担が増えていることがわかります。

実際、エンゲル係数は2024年平均で28.3%と、

43年ぶりの高い水準となりました。

背景には、食料品価格の上昇によって

「食費」が家計を圧迫する一方、

日々の生活防衛意識から「消費支出額」を抑える動きが

広がっていることがあります。

その結果として、エンゲル係数が押し上げられている状況

と言えそうです。

こうした中、家計の節約志向はこれまで以上に強まっています。

食費を抑えるため、パンやコメといった主食についても、

より価格の低い商品を選ぶ傾向が

はっきりと見られるようになりました。

日本生活協同組合連合会の調査でも、

より安い商品に切り替えた品目として、コメやパンが

上位に挙げられています。

一方で、すべての支出を一律に切り詰めているわけでは

ありません。

分野によっては、品質や付加価値を重視し、

「これは良い」と感じたものにはお金をかける姿勢も見受けられます。

野村総合研究所(NRI)の調査によると、

自分が気に入った価値には対価を支払う「プレミアム消費」や、

多くの情報を集めて納得のいく買い物をする「徹底探索消費」

といった行動が広がっているとのことです。

節約するところと、価格以上の価値を感じるところ。

その使い分けを意識しながら、

消費にメリハリをつける家庭が増えているように感じられます。

全体として家計環境は厳しさを増していますが、

単なる我慢ではなく、自分や家族にとって大切なものを

見極めながらお金を使う、

そんな工夫が広がっているのではないでしょうか。

支出の優先順位を整理することは、家計を整えるだけでなく、

日々の安心感や心の健康を保つことにも

つながっているように思われます。