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AIを授業にどう生かす?

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皆様こんにちは。

奈良市富雄の行政書士 松岡です。

経済協力開発機構(OECD)が7日発表した

「国際教員指導環境調査(TALIS)」の結果によると、

日本の中学校教員で授業に人工知能(AI)を

活用している割合は2割弱。

調査対象55カ国・地域中54位と、

活用が進んでいない現状が明らかになりました。

背景には、AIへの慎重な見方があります。

日本の教員は「児童生徒の偏った見方を助長する」や

「プライバシーやデータの安全性を脅かす」と感じている割合が

ともに5割前後にのぼり、懸念が根強いようです。

一方で海外では、国や自治体が積極的にAI教育を

後押ししています。

米国ではAI教育サービスの安全指針を策定、

シンガポールでは算数の授業でAIが生徒の理解度に合わせて

教材を出す仕組みを導入するなど、実践が進んでいます。

日本でも2023年に文部科学省が学校現場での

生成AI活用に関する指針を初めて示し、

2024年には改訂版でメリットも明確に打ち出しました。

ICT環境も18年調査から大きく改善しており、

ハード面は整いつつあります。

これから求められるのは、教員が安心してAIを活用できる

「環境と考え方」の整備です。

技術が進歩する中で、AIとどう付き合い、

どう学びに生かすか。

教育現場のアップデートが問われています。