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日別アーカイブ: 2025年10月22日

大学と大学院の一貫教育、5年で修了へ

皆様こんにちは。

奈良市富雄の行政書士 松岡です。

文部科学省は、大学と大学院修士課程を

あわせて5年で修了できる一貫教育を制度化することを

決めました。

希望する大学が申請し、文科省が計画を

審査・認定する仕組みです。

制度案は今月8日の中央教育審議会の部会で示されました。

修了までの期間を短縮して大学院進学を促し、

国際的に活躍できる専門人材を増やすことが狙いです。

年度内に大学院設置基準などを改正し、

2026年度から導入する方針です。

文科省の案では、学部と修士を5年一貫とする場合、

? 学部で通常どおり4年間学び、修士を1年で修了する方式

? 学部段階で修士の単位を先取りし、修士を1年で修了する方式

のいずれかを大学が選べるようにします。

大学院への進学方法については、学部の成績で選抜するか、

入試を課すかは大学の判断に委ねる方針です。

また、学部を3年に短縮する一貫教育の導入については、

制度運用の状況やニーズを踏まえて今後検討するとのことです。

学びの形が変わってきていることは、

これまでもお伝えしてきましたが、

国は国際的に活躍できる人材の育成に向けて、

より柔軟な教育制度を整えようとしています。

学力低下が指摘される中で、

この新しい仕組みがどのような成果を上げるのか、

注目していきたいですね。