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銀行代理業に参入する事業会社

皆様こんにちは。

奈良市富雄の行政書士 松岡です。

事業会社による銀行代理業参入が加速しています

近年、事業会社が銀行代理業の許可を取得し、

自社サービスを強化する動きが加速しています。

金融業界に限らず、さまざまな業種で

「金融機能の内製化」が進んでいる印象を受けます。

【事業会社が銀行代理業に参入する背景】

1.規制緩和と技術の進展

2006年4月の銀行法改正により、一般の事業会社でも

銀行代理業に参入できるようになりました。

さらに、FinTechの進展や社会全体のデジタル化が進み、

BaaS(Banking as a Service)と呼ばれる仕組みの活用が

広がっています。

これにより、事業会社は銀行のシステムを活用しながら、

預金や決済といった金融サービスを自社サービスに組み込むことが

可能になりました。

2. BaaSを支える専門銀行の登場

住信SBIネット銀行や楽天銀行など、

BaaSを積極的に展開する銀行も増えています。

これらの銀行は、銀行代理業を行う事業会社向けに

プラットフォームやサポート体制を整えており、

事業会社側は一から金融インフラを構築する必要がありません。

3.自社サービスへの金融機能の組み込み

ECサイトや旅行アプリ、ハウスメーカーなどが、

決済機能やローン機能を自社サービスに組み込むことで、

顧客の利便性は大きく向上します。

サービスの「使いやすさ」だけでなく、

継続利用や囲い込みにもつながる点が、

事業会社にとって大きな魅力といえるでしょう。

一つの事業会社が、関連する金融サービスまで

一体的に提供できるようになると、

ポイント還元や優遇金利など、利用者側のメリットも生まれます。

日常的に使うサービスと金融が結びつくことで、

「意識せずに便利になる」体験が増えていきそうです。

金融と非金融の境界は、確実に薄れつつあります。

この変化は一時的な流行ではなく、今後も続いていくと思います。

金融業界の変革は、本当にめまぐるしいですね。