オフィシャルブログ

日別アーカイブ: 2026年5月26日

不眠症に対する認知行動療法が保険適用に

皆様こんにちは。

奈良市富雄の行政書士 松岡です。

「寝つけない」

「夜中に何度も目が覚める」

「眠っても疲れが取れない」。

不眠に悩む人は年々増えており、

睡眠薬を服用している方も少なくありません。

そんな中、2026年6月の診療報酬改定で、

不眠症に対する「認知行動療法(CBT-I)」が

公的医療保険の対象となります。

これにより、これまで一部の専門機関でしか

受けにくかった「薬に頼りすぎない不眠治療」が

より身近になります。

CBT-Iは、「Cognitive Behavioral Therapy for Insomnia」の略で、

不眠症に特化した認知行動療法です。

単に「眠れるようにする」だけではなく、

・睡眠に対する不安や思い込み

・間違った生活習慣

・寝ようとし過ぎることで起きる悪循環

などを見直し、自然な睡眠を取り戻すことを目指します。

例えば、

・就寝前のスマホ使用

・長時間ベッドで過ごす習慣

・「絶対に寝なければ」という強い焦り

などを改善しながら、睡眠の質を整えていきます。

2026年6月1日から、一定条件を満たす慢性不眠症患者に対し、

CBT-Iが健康保険で受けられるようになります。

主な対象者は

・2種類以上の睡眠薬を使っても改善が不十分な方

・うつ病や不安障害を伴う不眠症の方

・原則として外来患者(入院中ではない方)

です。

これまでの不眠治療は、睡眠薬中心になりやすい傾向がありました。

もちろん薬が必要なケースもありますが、

・効き目が弱くなる

・量が増えてしまう

・やめにくくなる

・日中の眠気やふらつき

などの課題もあります。

一方、CBT-Iは「眠れない原因そのもの」に働きかける治療です。

海外では第一選択として推奨されることも多く、

再発予防にも効果が期待されています。

不眠は、単なる寝不足ではなく、

・集中力低下

・気分の落ち込み

・高血圧や生活習慣病リスク

・認知機能低下

など、心身に大きな影響を与えることがあります。

「薬を飲んでいるのに眠れない」

「できれば薬を減らしたい」

そんな方にとって、今回の保険適用は

大きな選択肢になるかもしれません。

睡眠は、健康の土台です。

不眠を根本改善という視点から

向き合う時代が始まろうとしています。

一人でも多くの方が

薬に頼らずに快適に過ごせるようになるといいですね。