
皆様こんにちは。
奈良市富雄の行政書士 松岡です。
最近、テーマパークなどでおなじみだった「ファストパス」の仕組みが、
街の飲食店にも広がり始めています。
手数料を支払うことで行列に並ばず、
優先的に案内してもらえるサービスで、
人気のラーメン店やスイーツ店などが導入。
料金は1人あたり500〜1000円ほどが多く、
メニュー代と大きく変わらないケースもあります。
それでも「時間をお金で買う」感覚が、
特に若い世代を中心に支持を集めています。
飲食店向けファストパスの仕組みは、簡単に言えば
「行列の先頭に並ぶ権利をデジタルで購入するサービス」です。
【利用の流れ(お客さん側)】
専用アプリやサイト(SuiSuiやTableCheckなど)で、
行きたいお店の優先入店チケットを購入します。
指定された時間に来店し、スマートフォンの画面をスタッフに提示すれば、
一般の行列に並ばず、次または数組以内で案内されます。
【料金の仕組み】
サービスによっては、需要に応じて価格が変動する
「ダイナミックプライシング」を採用。
利用者が増えると料金が上がり、数百円から数千円、
場合によっては5,000円程度になることもあります。
パス代の一部はシステム利用料を除いて店舗の収益となるため、
食材費を増やさずに売上を伸ばせる点も特徴です。
【店舗側の管理】
店舗は専用のタブレットなどで、ファストパス利用者の人数や
来店予定を確認しながら、一般の行列とのバランスを調整します。
「1時間に〇組まで」といった上限設定もできるため、
現場が混乱しにくい仕組みになっています。
もちろん、「お金で順番を買うのはどうなのか」
「並んでいる人との不公平感がある」といった声もあります。
一方で、限られた時間で効率よく楽しみたい人にとっては、
合理的な選択肢として受け入れられつつあるのも事実です。
タイムパフォーマンスを重視する人、
行列そのものをイベントとして楽しみたい人
消費者の価値観はますます多様化しています。
飲食店にも、こうした違いを前提にしたサービスの工夫が、
これから一層求められていきそうです。