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日別アーカイブ: 2026年3月13日

「小1の壁」いまどうなっている?

皆様こんにちは。

奈良市富雄の行政書士 松岡です。

小学1〜3年生の保護者の約46%が、

入学後に仕事と育児の両立が難しくなる「小1の壁」を

実感しているという調査があります。

主な理由は

•登校時間が遅く勤務開始に間に合わない

•学童保育の預かり時間が短い、または入れない

•登下校の付き添いが必要

などです。

保育園の頃よりも手厚いケアが必要になる場面が増え、

フルタイム勤務の継続が難しくなる家庭も少なくありません。

以前から言われてきた「小1の壁」ですが、

今は 状況が悪化している面と、

改善に向けた動きが出てきている面の両方が見られます。

なぜ「改善していない」と感じるのか

その一番大きい理由は 共働き世帯の急増です。

学童保育の整備は進んでいるものの、

需要の伸びがそれ以上に大きく、

2024年の待機児童は約1.8万人と、

5年ぶりに過去最多となりました。

また、親の働き方とのミスマッチもあります。

正社員として働く親が増える一方で、

学童の終了時間は18〜19時頃の施設が多く、

フルタイム勤務とのズレが解消しきれていません。

一方で、最近は具体的な対策も動き始めています。

例えば、登校時間と出勤時間の差を埋める「朝の壁」対策です。

兵庫県西宮市や東京都町田市では、

朝7時台から学校を開放し、

子どもを見守る取り組みが始まっています。

国も「放課後児童対策パッケージ2025」を打ち出し、

学童の受け皿拡大や長期休暇中の支援強化を進めています。

また企業側でも、在宅勤務やフレックス、

「中抜け」など柔軟な働き方を認める動きが広がりつつあります。

政府は2025年以降、学童の受け皿を約152万人分まで

増やす目標を掲げています。

ただし、指導員の人手不足など新たな課題もあり、

地域によって改善の実感には差が出ているのが現状です。

地域ごとの事情はあるものの、

仕事と子育ての両立を支える環境づくりは、

少子化が進む日本にとって重要なテーマです。

子育てしながら働き続けられる社会をどう作るか、

これからも注目される課題といえそうです。