
日本の世帯のかたちは、大きく変わり始めています。
厚生労働省の調査によると、
2024年の平均世帯人数は2.2人。
しかし最も多いのは「1人世帯」で、
すでに全体の35%を占めています。
さらに将来はどうなるのか。
国立社会保障・人口問題研究所の推計では、
2050年には約44%が単身世帯となり、
平均世帯人数は1.9人まで減少すると見込まれています。
つまり、「家族がいる前提」の社会が、
静かに崩れ始めているということです。
これまで家族が担ってきた役割が失われることで、
様々な問題が表面化しています。
・入院や施設入所時の「保証人がいない」
・亡くなった後の手続きを担う人がいない
・認知症時の意思決定ができない
・誰にも相談できず孤立してしまう
どれも特別な話ではなく、
誰にでも起こり得る問題です。
こうした変化に対応するため、社会も動き始めています。
・身元保証サービスのガイドライン整備
・死後事務委任契約の普及
・自治体による終活支援
・成年後見制度の活用拡大
つまり、「家族の役割を社会で支える仕組み」が
作られつつあります。
これまでは
「家族がいること」が前提でした。
これからは
「家族がいなくても生きていける社会」が前提になります。
近隣のつながり、行政サービス、民間支援、そしてIT。
これらを組み合わせた“新しい支え方”が求められています。
時代のスタンダードは、確実に変わっています。