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中国製エアコンが欧州で大ヒット

皆様こんにちは。

奈良市富雄の行政書士 松岡です。

欧州は現在、地球温暖化の影響を強く受けており、

世界平均の約2倍の速さで温暖化が進む

「世界で最も急速に暑くなっている大陸」と

なっています。

記録的な猛暑に見舞われた欧州で、

中国系家電メーカーのエアコンや

暑さ対策製品が注目されています。

特に需要が伸びているのが、

外壁に大掛かりな工事をする必要がない

移動式のエアコンです。

背景には、欧州特有の住宅事情があります。

欧州には歴史的な建物や古い集合住宅が多く、

地域によっては景観や建物の外観を守るため、

外壁に穴を開けたり室外機を設置したりすることが

簡単ではありません。

また、賃貸住宅では大家の許可が必要になったり、

集合住宅では管理組合などとの調整が

必要になったりする場合もあります。

さらに、歴史的に涼しい気候だった欧州では

一般家庭や公共交通機関に冷房がないことが多く、

急激な暑さに対応できていません。

これまでエアコンの普及率が比較的低かったため、

猛暑になってからエアコンを導入しようとしても、

設置できる業者が不足しているという問題もあります。

こうした中で登場したのが、窓などを利用して設置でき、

外壁への工事を必要としないタイプの製品です。

室内機と室外機を簡単な配管でつなぎ、

窓やバルコニーの隙間などを利用して設置できるため、

従来のエアコンよりも導入のハードルを下げることが

できます。

つまり、

「暑いのでエアコンが欲しい」


→「でも建物に穴を開けられない」

「大家や管理組合の許可も必要」


→「設置業者もすぐには見つからない」

という欧州の事情に対して、

工事の負担を抑えた商品がうまく対応したということです。

今回の動きで興味深いのは、

単純に「価格が安いから売れた」ということではありません。

その地域で当たり前になっている住宅事情や

規制によって生まれていた「不便」に目を向け、

それを商品設計によって解決したことにあります。

海外市場で商品を展開する場合、

自国で売れているものをそのまま持ち込むだけでは、

必ずしも受け入れられるとは限りません。

その国の住宅、法律、文化、生活習慣の中で、

消費者が何に困っているのか。

そこまで考えて商品を変えていくことが、

海外市場で成功するための一つのポイントになりそうです。