
皆様こんにちは。
奈良市富雄の行政書士 松岡です。
関西2府4県で医療費を抑える取り組みが進んでいます。
日本生命が2023年度時点の医療費を集計したところ、
性別や年齢構成を同じ条件で比較した場合、
奈良県は全国比88.7%と
関西で最も医療費を抑えていることが分かりました。
住民1人当たりの医療費は約39万8,000円で、
全国を約1割下回っています。
奈良県では、病院ごとの役割を整理・集約し、
地域全体で効率よく医療を提供できる体制づくりを進めています。
また、国民健康保険の運営を県全体で管理し、
医療費の適正化にも力を入れています。
一方、京都府でも予防を重視した取り組みが
成果を上げています。
与謝野町では地元食材を活用した学校給食や食育、
朝食を食べる習慣づくりを推進し、
京丹後市では長寿地域として培われた
健康づくりの知恵を地域全体に生かしています。
さらに全国では、歩数や健康診断の受診に応じてポイントを付与する
「健康ポイント制度」を導入する自治体も増えています。
住民が楽しみながら健康づくりに取り組める仕組みが、
医療費の抑制にもつながっています。
もちろん、病院や行政の工夫は大切ですが、
医療費を減らす最も理想的な方法は
一人ひとりが健康的な生活を送ることではないでしょうか。
適度な運動、バランスの良い食事、十分な睡眠、
そして定期的な健康診断。
こうした日々の積み重ねが、病気の予防だけでなく、
将来の医療費負担を軽くすることにもつながります。
高齢化が進む日本では、医療費の増加は避けられない課題です。
しかし、「医療費を削る」という発想ではなく、
「健康な人を増やす」という視点に立てば
本人にとっても社会にとっても大きなメリットがあります。
行政の取り組みと私たち一人ひとりの心掛けが両輪となって、
健康寿命の延伸と持続可能な医療制度につながっていくことを
期待したいですね。